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AIでLINEスタンプが作れるサービスの選び方 — 比較する8つの観点

公開日 2026-09-16

無料のアプリからAI自動生成サービスまで手段はいろいろありますが、選び方は8つの観点で決まります。どこまで無料でできるのかも含めて整理しました。

「AIでLINEスタンプを作れるらしい」と検索すると、アプリ・Webサービス・比較ランキングがいくつも出てきます。ところが並べて見ても、何が違うのか・自分にはどれが合うのかが分かりにくいのではないでしょうか。作れる枚数も、値段も、仕上げまでやってくれるかどうかも、サービスによってまるで違うからです。

この記事では、個別のサービス名を挙げて順位を付けるのではなく、「どの観点で比べれば失敗しないか」を整理します。観点さえ持っていれば、新しいサービスが出てきても自分で判断できます。

最初にお断りします。このサイト(STAMP ENGINE)は有料のAI自動生成サービスです。 一方で、お金をかけずにLINEスタンプを作る方法は実際にあります。この記事では 「無料で自分の手を動かす」か「お金を払って一括で作ってもらう」かのトレードオフを、 自社に不利な点も含めて正直に書きます。

結論: AIでLINEスタンプを作る方法は大きく4種類

まず地図を持っておくと迷いません。世の中の手段は、次の4つに分けられます。

分類作り方費用の考え方
① 公式アプリ型 LINE公式の「LINEスタンプメーカー」で、手持ちの写真・動画を切り抜き、文字や装飾を足して1枚ずつ仕上げる アプリ自体は無料
② 写真加工アプリ型 汎用の写真加工・デザインアプリのテンプレートを使って1枚ずつ作る 無料〜。一部の素材・機能が有料のことがある
③ AI自動生成型
(STAMP ENGINEはここ)
写真1枚、またはことば(キャラクターの説明)を渡すと、表情違いのスタンプを一括生成する専用サービス 有料が中心(相場は数百円台)
④ 汎用AI自己操作型 汎用の画像生成AI(チャット形式のAIサービスなど)に自分で指示を書き、1枚ずつ出力させる 無料枠〜月額

③と④は「AIで作る」という点では同じですが、手を動かすのが誰かがまったく違います。④は指示文の作成・キャラクターを似せるための試行錯誤・画像の再アップロードを、すべて自分で繰り返す必要があります。③はその繰り返しをサービス側が引き受けます。ここが実際の作業時間にいちばん効きます。

「LINEスタンプ 作成 無料」はどこまで無料なのか

比較の前に、費用の前提をはっきりさせておきます。ここを誤解したまま比べると、「無料の選択肢があるのに、なぜ払うのか」という肝心の判断ができません。

前提 LINE公式への申請・審査そのものは、どの作成手段を使っても無料です。審査に費用はかかりません。

つまり、お金がかかるのは次の2パターンだけです。

費用がかかる場面金額の目安
①プロ・個人のクリエイターに制作を代行してもらう数百円〜数万円台。依頼先によって幅がとても大きい
②AI自動生成サービスを使って一括で作ってもらう相場は数百円台(STAMP ENGINEは8個セット¥500〜)
「アプリが無料」=「完全に無料で完結する」ではありません。 無料をうたうアプリでも、質の高いテンプレートや一部の加工機能(サイズ変換など)が 有料になっていることがあります。「どこまで無料か」はアプリごとに確認してください。

AIスタンプ作成サービスを比較する8つの観点

ここからが本題です。順位表ではなく、自分で確かめるためのチェックリストとして使ってください。

#観点確認すること
1対応する入力写真だけか、ことば(説明文)だけでも作れるか、両方いけるか。手元に良い写真が無い人はここで決まります
2生成の単位1枚ずつ自分で作るのか、1回の入力で複数枚を一括生成するのか。LINEは最低8個必要なので、ここが作業量を8〜40倍に変えます
3複数枚でのキャラクターの統一8枚並べたときに同じキャラクターに見えるか。1枚ずつ作る方式は、枚数が増えるほど絵柄がばらけます
4生成後の仕上げ背景の透過とLINE規定サイズへの変換が自動か、自分で別ツールを用意するか。ここが初心者の最大のつまずきどころです(後述)
5操作の有無自分でプロンプトを書いて試行錯誤するのか、一度の入力で完成まで進むのか
6必要な環境アプリのインストールが必要か、ブラウザだけで完結するか。スマホの空き容量が心配な人、PCで作りたい人はここを見ます
7静止画か、動くスタンプかアニメーションスタンプを作りたいなら、対応している手段は限られます
8商用利用と支払いのタイミング生成物をLINEで販売してよいか(利用規約)。そして先払いか、仕上がりを見てから払えるか

特に 2・3・4 の3つは、完成までの時間に直接効きます。1枚あたりの絵がどれだけきれいでも、8枚そろえてキャラクターが揃っていなければスタンプセットにはなりません。

いちばん差が出るのは「一括生成」かどうか(実測値)

観点2の「一括生成」がどれくらい効くのか、STAMP ENGINEの実測値で示します。いずれも本番サーバーの生成ログから取った数字です。

項目実測
1枚あたりの生成時間約45秒
無料プレビュー4枚が出るまで1〜2分
購入後、8個セットが完成するまで数分以内

枚数に比例して待たされるわけではないのは、複数枚を並行して生成しているからです。一方、④の汎用AI自己操作型で同じことをすると、「指示を書く → 出力を見る → 前の絵と違うので直す → 背景を抜く → サイズを直す」を8〜40回くり返すことになります。慣れている人でも1枚あたり数分はかかるので、ここが有料サービスに払う金額の中身です。

逆に言えば、作るのが1〜2枚だけなら、無料の手段で十分です。 一括生成の価値は「8個以上そろえる必要がある」というLINE側の条件から生まれています。

背景透過とサイズ変換でつまずくところ(実装して分かったこと)

観点4の「生成後の仕上げ」を軽く見ると、いちばん時間を溶かします。ここは自分たちで実装してみて分かったことを、そのまま共有します。

まず、LINEの規格は背景の透過が必須です

項目公式の規定
スタンプ画像横370px × 縦320px(最大)/1個あたり1MB以下
個数8個 / 16個 / 24個 / 32個 / 40個 から選択
メイン画像横240px × 縦240px
トークルームタブ画像横96px × 縦74px
背景透過にする
余白外枠とコンテンツの間に10pxぐらい
その他PNG形式/サイズは偶数px/解像度72dpi以上/カラーモードRGB/ZIPは60MB以下

出典: LINE Creators Market 制作ガイドライン(2026年9月16日に確認)

画像生成AIは、そのままでは透過画像を出せないことがあります

多くの画像生成AIは透過(アルファチャンネル)に対応していません。そのため実務では「白い背景で生成して、あとから白い部分を透明にする」という手順になります。これが素直に通らないのです。

実際に起きた不具合: 白っぽいキャラクター(例: 白い猫)を作ると、 背景の白とキャラクター内部の白が細いすき間でつながり、塗りつぶしが顔まで漏れて「顔だけ透明」になることがあります。 しきい値(どこまでを白とみなすか)を下げても、背景と完全に同じ色の通り道ができている場合は止まりません。

対策として、色ではなく形で判断する処理を入れています。不透明な部分をいったん膨らませて細いすき間をふさぎ、「画像の外周からたどり着けない透明領域=内側にあいた穴」を検出して埋め戻す、という方法です。正常な画像では内部の穴が0.0%、不具合が出た画像では9.7%と、はっきり分離できました。

ここで言いたいのは技術自慢ではなく、「背景を抜く」は自動化するとこれだけ落とし穴があるということです。無料ツールを組み合わせて自分でやる場合、この手当ては自分で気づいて自分で直すことになります。比較するときは「仕上げまで面倒を見てくれるか」を必ず確認してください。

LINE公式アプリと、AI自動生成サービスの違い

「公式アプリが無料なら、それでいいのでは?」という疑問はもっともです。違いを整理します。

① 公式アプリ型③ AI自動生成型
費用アプリは無料有料(相場は数百円台)
作り方写真・動画を自分で切り抜いて1枚ずつ写真またはことばから一括生成
動くスタンプ作れる(動画から作成)静止画のみのサービスが多い
必要な環境スマホアプリのインストールサービスによる(ブラウザのみで完結するものもある)
向いている人手持ちの写真が既にあり、自分の手で仕上げたい枚数をそろえる作業を省きたい/元の写真が無い
LINE公式アプリにAIによる作成支援が案内されていた時期がありますが、 その専用の案内ページは2026年9月16日時点で表示できなくなっています。 公式アプリのAI機能の有無・内容は変わる可能性があるため、アプリ内の最新の表示で確認してください。 この記事では枚数などの具体的な仕様は断定しません。

「AIだけで作ったスタンプは審査に通らない」は本当か

AIでスタンプを作ろうと調べていると、「AIで自動生成しただけのものは審査対象外になる」「自分で加筆したり手書き文字を入れたりする“クリエイターの工夫”が必要」という説明をよく見かけます。有料サービスを使おうか迷っている人には、いちばん気になるところだと思います。

そこで、LINE公式の「スタンプ審査ガイドライン」を最初から最後まで確認しました。

確認結果(2026年9月16日時点) 公式のスタンプ審査ガイドラインに、「AI」「人工知能」「自動生成」という語は一度も出てきません。 AIで作ったこと自体を却下の理由に挙げた項目は、存在しません。

実際にガイドラインで却下の理由として並んでいるのは、次のような項目です。

分類却下されるものの例(抜粋)
1. 画像定めるフォーマットに合致しない/視認性が悪い(例: 横長な画像、8頭身キャラクターの全身)/全体のバランスを著しく欠く(例: 淡色ばかり)/ロゴのみ/単純なテキストのみ/文字に誤りがある
2. テキストタイトル・説明文に告知文言やURLが入っている/絵文字や機種依存文字が入っている
5. 権利・法律知的財産権の侵害/権利の所在が明確でないもの(例: 二次創作)/肖像権・パブリシティ権の侵害(例: 許諾を得ていない人物の顔、似顔絵)/権利者からの許諾が証明できないもの

出典: LINE Creators Market 審査ガイドライン(2026年9月16日に全文を確認。項目番号は同ガイドラインのもの)

ただし、油断はできません。ガイドラインの冒頭には 「写真を素材として使用している場合は別途権利確認書類を求めることがございます」、 末尾には「上記内容にかかわらず、当社が不適切と判断したスタンプについては販売を制限、停止、変更、終了する場合があります」 と書かれています。最終的な判断はLINE側にあります。

まとめると、「AIを使ったから落ちる」のではなく、「AIを使おうが使うまいが、画像の質と権利関係で落ちる」というのが公式の書きぶりです。AIで作る場合に自分で気をつけるべきは、次の2点に集約されます。

  • 他人の顔を無断で使わない。ガイドライン5.3が明確に禁じています。自分や、同意を得た人の写真だけを使ってください
  • 既存のキャラクターに似せない。5.1・5.2に当たります。「○○風」という指示は、そのまま権利侵害の入口になります

なお、STAMP ENGINEでは申請時にAI利用の申告を推奨しています。隠すべきものではありません。

STAMP ENGINEの位置づけ(有料サービスです)

比較の観点を出した以上、自分たちがどこに立っているかも書いておきます。

観点STAMP ENGINE
1. 入力写真1枚、またはことばだけでも可(元の写真が無くても作れます)
2. 生成の単位1回の入力で表情違い8〜40枚を一括生成
3. キャラクターの統一同じキャラクター設定を全枚数に通して生成
4. 仕上げ背景透過・LINE規定サイズへの変換・ZIP書き出しまで自動
5. 操作プロンプトを書く必要なし。気に入らない1枚だけの再生成は可能
6. 環境ブラウザのみ。インストール不要
7. 静止画 / 動く静止画のみ(アニメーションスタンプは非対応)
8. 商用利用 / 支払い購入した方は商用・非商用を問わず利用可。LINE Creators Marketでの販売も可(利用規約)。無料プレビュー4枚を見てから購入(後払い)

価格は個数で決まります。

セット価格
8個セット¥500
16個セット¥980
24個セット¥1,380
32個セット¥1,780
40個セット¥1,980
正直に書いておきます。 時間をかけてよいなら、無料の手段でLINEスタンプは作れます。 STAMP ENGINEにお金を払う理由は「絵が上手くなること」ではなく、 8〜40枚をそろえる作業と、透過・サイズ変換の手間を省くことです。 1〜2枚だけ作りたい人には向きません。

よくある質問

Q. AIで作ったスタンプは、LINEの審査に通りますか

AIを使ったこと自体を却下の理由にした項目は、公式の審査ガイドラインには存在しません(前の節で全文を確認しています)。見られるのは画像の質と権利関係です。他人の写真・キャラクター・ロゴを無断で使っていないかは、作り方にかかわらず自分で確認する必要があります。審査で見られる観点はLINEスタンプ申請の手順にまとめています。

Q. 無料のAIツールだけで完結できますか

できます。ただし、背景の透過とLINE規定サイズへの変換は自分でやることになります。この記事の「背景透過とサイズ変換でつまずくところ」で書いたとおり、ここが想像よりも手強い部分です。

Q. 動くスタンプ(アニメーション)は作れますか

STAMP ENGINEは静止画のスタンプセット専用です。動くスタンプを作りたい場合は、動画から作成できる公式アプリ型が向いています。

Q. 何個のセットにするか迷います

最小は8個です。審査をリクエストしたあとは個数を変更できません(公式規定)。迷ったら8個から始めるのが無難です。個数とサイズの関係は画像サイズ・規格の記事にまとめています。

Q. 手元に良い写真がありません

ことば(「茶トラの猫、丸っこいデフォルメ」など)だけでも作れるサービスを選んでください。観点1がそのための確認項目です。写真から作る場合のコツはAIで似顔絵スタンプを作るコツにあります。

まとめ — 目的別の選び方

あなたの状況向いている分類
お金をかけたくない/作るのは1〜2枚① 公式アプリ型・② 写真加工アプリ型
動くスタンプを作りたい① 公式アプリ型
AIの操作そのものを楽しみたい/すでに使い慣れている④ 汎用AI自己操作型
8〜40枚をそろえる作業を省きたい/元の写真が無い/仕上げまで任せたい③ AI自動生成型

比較記事の順位は入れ替わりますが、観点は古くなりません。新しいサービスを見つけたら、上の8つの観点に当てはめてみてください。それだけで「自分に合うかどうか」はほぼ判断できます。

③のAI自動生成型がどんなものか試したい場合は、STAMP ENGINEで無料プレビュー4枚まで確認できます。仕上がりを見てから購入するかどうかを決められます。作り方の全体像はLINEスタンプの作り方をご覧ください。

写真1枚・ことば1行から、LINEスタンプが作れます。まずは無料でお試しください。

STAMP ENGINEで作る

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